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柴山潟は、遠くから見るとその汚れ具合があまりわかりませんが、近づいてみると緑がかった水に驚かされます。その濁り具合を目の当たりにすると、正直『ここでカヤックなんて大丈夫?』と思ってしまいますし、万が一水に落ちたら…と、少し不安にもなります。しかし、そんな水で育つからこそ、柴山潟で獲れるウナギや鯉が絶品だと片山津温泉事務局次長の道見さんが教えてくれました。
道見さんに、加賀の夏の楽しみ方について伺うと、柴山潟で獲れるウナギを食べるのが醍醐味と教えてくださいました。驚いた私に道見さんは、「湖の水はきったねーなと思うかもしれんけど、泥をしっかり吐かせることで、美味しいウナギが味わえるよ」と笑いながら話してくれました。汚い湖で生きるため筋肉質で引き締まったウナギの身は、厳しい環境を生き抜いた強者の証だといいます。
冬には、柴山潟で獲れるコイやフナも楽しめるそうです。漁業組合が湖の恵みを管理し、地元の人々は季節ごとの食文化を大切にしています。汚れた環境を生き抜いたからこそ、魚たちは驚くほど美味しく、栄養価も高いのだと取材で知りました。