佐藤プロジェクトは、「五感と廃材」をテーマに、五感と知覚や認知と表現について調査し、表現の方法として地域の廃材を素材として新たな価値を見出し、五感を通じた体験を提供するプロジェクトです。フィールドとして、地域企業の廃材を表現の素材として活用する活動をしている府中市のNPOと協働しています。廃材は通常、不要とされる素材ですが、佐藤プロジェクトでは五感を活用し、その潜在的な価値を探ります。また表現と体験の実験を通して、地域で廃棄されていたポンプを運ぶ際に利用していた段ボールチップや、居酒屋で使われていた木材や醤油さし、製造工程で製品にならなかった部品などの、新たな魅力を模索します。発表の場として府中市の芸術祭に参加し、学生を代表して新たな環境への意識を啓蒙し、資源の再評価と五感を通じた多面的な体験を通して、人々に持続可能な社会への関心を喚起することを目指します。